積極的に子どもとふれあい養護教諭としての力をつけたい

INTERVIEW NO.28

  • 保健

星野尾 桃佳さん

保健教育学科 (養護教諭取得モデル) 4年 2024年卒
兵庫県 姫路南高校出身

悩みを抱える子どもには保健室が大切な居場所と知る

養護教諭になりたいと思ったのは、大学に進学するにあたり将来を考えていたときです。私自身は、あまり保健室を利用するほうではなかったのですが、いろいろと調べていくうちに、保健室は、悩みや困り事を抱えた子どもにとっては大切な居場所であるとわかりました。その事実から興味をもち、親身になって子どもに寄り添える養護教諭になりたいと思うように。

教諭として子どもに関わりたかったので、教育学部で養護教諭を目指すことができる関西福祉大学を志望。オープンキャンパスに来てみると、実際の授業の雰囲気を体験するなかで、器具や設備が充実していることがわかりました。教諭をめざす環境が整っていると実感できたことが、一番の決め手でした。

なりたい養護教諭のイメージが明確に

入学当初は、養護教諭になりたいと思ってはいても、イメージだけで、具体的な仕事内容もわからないというのが正直なところでした。そんな漠然としたイメージが明確な目標に変わったのは、3年のときの養護実習です。

保健室に来た当初は人見知りをする性格に見えた子どもが、信頼関係ができると甘えてきたのが、今でも印象に残っています。また、特性があったり、問題を抱えていたりする子どもについては、担任の先生に相談するなど、連携して問題解決にあたりました。ときには、保護者にも連絡を取ってもらって話し合う必要があることも知り、実践的に学ぶことができました。

また指導教諭から、小学生のときは保健室を利用していた子どもが、中学校では元気に登校しているという話を聞いて、とてもやりがいがある仕事だと思い、目標がはっきりしました。

けがも悩みも子どものすべてを受け止めたい

ほかにも、病院実習では、病院と学校が連携することの重要性について学びました。また、感染対策についても知識が深めることができました。実習では、いつも一人の大人として責任のある行動を心がけたので、責任感が身についたと思います。

さらに、3年の12月から3月にかけては、教育委員会の学生ボランティアに参加します。実習では、保健室にいることが多かったので、教室で過ごす子どもたちの姿を見たいと思っています。これまでコロナ禍でボランティア活動に参加できなかった分、できるだけ積極的に参加して子どもとふれあう機会をもちたいです。

将来は、けがや体調不良で来る子どもの手当てだけでなく、心の不調も受け止められる養護教諭になりたいです。一人ひとりの子どものカウンセラーのように、子どものためになることをしたいと思います。

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