“いつか”につながる4つの物語
きっかけは
「高校の授業」
でした
社会福祉学部 社会福祉学科(こども福祉コース) 2022年卒
内海 有理さん
(兵庫県 太子高校出身)

- 不自由な思いを
している人の
役に立ちたい - 高校は総合学科だったのですが、選択科目で介護について学ぶ機会がありました。「患側」「健側」といった用語や、車いすに移動する際の動作など、初めて福祉というものにふれた体験でした。「不自由な思いをしている人がいるんだ」。そう気づいて、大学では福祉について学んでみたいと思うようになりました。
もともと心理学や児童福祉にも興味があったので、関西福祉大学のオープンキャンパスに参加した際両方を学べることを知り、この大学へ進学したいと思いました。具体的に何をしたいのか曖昧だったのがはっきりしたのは、3年次のソーシャルワーク実習のときです。高齢者のケアプランを作成するために、どんな支援策があるのかを調べていて、福祉用具は購入するだけではなくレンタルという手段もあることを見つけたのが、きっかけでした。
- 福祉を幅広く学べた
ことで、
一番したい
ことが見つかった - 介護ベッドや車いすなどの福祉用具はとても高額です。高齢者の方のなかには、借りることができず自宅の環境が整っていないために、施設利用を余儀なくされている方もいらっしゃいます。高齢者の方が自宅で生活できるお手伝いができればと、福祉用具のレンタル会社を中心に就職活動をしました。
キャリア開発課で履歴書やエントリーシートを添削してもらったり、面接練習をしたうえで、株式会社フロンティアの入社試験に臨み、無事、内定をいただくことができました。営業職として、お客様に最適な福祉用具を提供する仕事なので、社会福祉士の資格取得に向けて勉強していることを強みに就職試験に挑むことができました。
心理学や児童福祉、高齢者福祉など幅広い勉強ができたことで、視野が広がり、自分の一番したいことが見つかりました。社会に出てからも勉強することはたくさんあると思いますが、自宅で生活する要介護者を支えていきたいです。
■ ■ ■ ■内海 有理さんの4年間■ ■ ■ ■
- 福祉と向き合い
なりたい自分が見つかった - 福祉の仕事をしたいと思って入学したものの
何をしたいのかは曖昧だっという内海さん。
大学でのさまざまな経験や出会いによって
自分の進むべき道が明確になっていきました。
1年次
- 大学祭の実行委員で
他学部の友達ができた - 大学祭では警備を担当。前日までに入場門を作ったり、当日は車を誘導したり。学部を超えて友だちができました。

- 1年からゼミがあるから
すぐに仲間ができる - 1年のときのゼミの友だちとは今も大の仲良し。車いす体験や白杖体験など啓発交流プログラムにも一緒に参加しました。

2年次
- ゼミ活動の一環として
実習の機会が多数 - 親子交流行事ではグループに分かれて発表。放課後等デイサービス実習では発達障がいのある子どもと初めて関わりました。

3年次
- 難病への理解を深める
SNS発信に挑戦 - ソーシャルワーク実習で難病の方とお会いしました。周りの方に理解されにくい問題があることがわかり4コマ漫画を作成してSNSで発信。予想以上の反響に驚きました。

4年次
- キャリア開発課のサポートで
オンライン面接に挑む - 就職活動では初めてのオンライン面接を経験。事前に視線や話すスピードなどをアドバイスしていただき、本番には落ち着いて臨めました。

- 同じ目標に向かって一緒に
がんばる仲間がいる! - 国家試験対策はゼミの先生の研究室で。朝から晩まで一緒に過去問を解いた仲間がいたからがんばれました!
