“いつか”につながる4つの物語
きっかけは
「幼稚園のときの入院」
でした
看護学部 看護学科(看護師取得モデル)
2022年卒
大澤 杏花さん
(岡山県 就実高校出身)

- 入院中の幼い私に
寄り添ってくれた
看護師さんに憧れ - 看護師に憧れを抱いたのは幼稚園の頃、1カ月ほど入院したときです。夜になって親が病院から帰ると、心細くてよく泣いたのですが、そんな私のそばにずっといてくれたのが看護師さん。今考えると、他の仕事もたくさんあって忙しいなか、一人の子どもに毎晩のように寄り添うのは、すごく大変だったと思います。
それでも常に優しく接してくれたため、私にとって看護師はそこにいてくれるだけで安心できる存在として強く印象に残りました。そのとき感じた看護師への憧れは今でも持ち続けています。高校卒業後の進路選択では、赤ちゃんの命を守るNICU(新生児集中治療室)の看護師になりたいという具体的な目標に。看護学科のある大学を志望するなかで、地元から近い関西福祉大学に入学しました。
- 疾患だけでなく
心もケアする看護師の
役割を理解 - 関西福祉大学を選んだ一番の理由は、オープンキャンパスで生き生きと学びについて案内してくれる先輩方や、親しみやすい先生の雰囲気に魅力を感じたからです。先生との距離の近さも感じ、ここなら手厚いサポートを受けられると思いました。
いざ入学すると、想像以上に専門性の高い授業に驚きましたが、実習を重ねるなかでその重要性を理解することができました。看護実習では根拠に基づいた看護が患者様を守ることを実感したり、コミュニケーションの大切さを体感したりするなかで、看護師のやりがいを感じました。
また、「自分が幸せでなければ、患者様に幸せを分けてあげられない」と温かい笑顔で話された先生の言葉も印象的でした。疾患だけでなく心もケアする看護師の役割に気づかされ、私も先生のように自分の軸を持ち、患者様の心に寄り添える看護師になりたいと思っています。
■ ■ ■ ■大澤 杏花さんの4年間■ ■ ■ ■
- 理論と実践を積み重ね
心もケアできる看護師に - 同じ目標を持つ仲間とともに、4年間、
着実にステップアップしてきた大澤さん。
様々な実習を通じて、
理想とする看護師像が明確になりました。
1年次
- 同じ志の友達がすぐできて
キャンパスライフが充実 - 少人数制だから互いの距離が縮めやすく、すぐに友達ができました。放課後も勉強を教え合ったり、遊びに行ったりしてキャンパスライフが充実。

- 看護の役割や心構えのほか
人体の仕組みも深く学ぶ - 看護の役割や心構え、人体の仕組みなど、看護における基礎的な学びは想像以上に広く深く、看護実習の際にこうした知識の大切さを再確認しました。

1-4年次
- オープンキャンパスで
看護の魅力を高校生に紹介 - 高校生や保護者の方に、大学での学びで感じた驚きややりがいを紹介しました。分かりやすい表現にするなど工夫したことで、将来に役立つ伝える力につながったと思います。

3年次
- 「母性看護学実習」をはじめ
様々な病院で看護実習 - 「母性看護学実習」で妊産褥婦と赤ちゃんの看護を実践。産後で精神的に不安定なお母さんを目の当たりにし、心身両面をケアする大切さを実感しました。

4年次
- 「地域包括看護実習」で
退院後を見据えた看護を実践 - この実習では、退院前の患者様をサポート。カルテ上の情報だけでなく、本人から得る情報も重要で、その患者様にとって何がベストか考えながら実習を行いました。また医療機関と地域の様々なサービスとのつながりを理解する重要な実習でした。

- 卒論はLGBTについて研究。
偏見のない看護に役立てたい - 卒論はLGBTについて研究し、日本における世代間の認識の違いなどを確かめました。LGBTの理解を、誰の心にも偏見なく寄り添う看護に役立てたいです。
