臨地実習を通して視野が広がり目標も明確に

INTERVIEW NO.11

  • 看護

上田 琴乃さん

看護学科 (看護師取得モデル) 2022年卒
兵庫県 香寺高校出身

地域包括支援センターで
退院患者の支援について理解

4年次の「地域包括看護実習」は地域包括支援センターで行いました。公民館に集まった高齢者とオンラインで一緒に体操をしたほか、病院を退院される方が地域に戻って生活するための具体的な支援の流れを確認することもできました。

退院予定の患者様を巡り、病棟の看護師から地域の訪問看護師に「一人暮らしの高齢者で薬の管理ができない」といった情報を提供するなど、病院の外ともつながる連携を深く理解。それまであまり意識していなかった退院時のカンファレンスの大切さに、改めて気づきました。

妊産婦さんへの指導で
安心感を与える接し方を学ぶ

入学時は助産師をめざしていたこともあり、「母性看護学実習」も興味深い臨地実習になりました。妊産婦様の看護をするなかで、治療に向けたケアとの違いを実感。「異常がないことの確認」というスタンスになかなか慣れず、思った以上の難しさを感じました。

しかし、助産師の活動範囲の広さや、妊産婦様への言葉のかけ方など、直に確かめたことによる気づきも多かったです。指導の際は、根拠をわかりやすく伝えて説明し、禁止表現を避けるなど、相手の安心と納得につながる接し方を目にすることができ、とても勉強になりました。

手術前後の検査やICU看護で
急性期が私に合うと実感

また、急性期病棟での「成人看護実習」も印象深いものでした。担当した患者様が3週間に2回の手術を受け、1週間はICUでの看護となるなど、変化がとても激しかったからです。通常より患者様と密に接することとなり、検査の付き添いも含め、幅広い看護が体験できました。

特に、担当看護師の的確でスピーディな動きを間近で見たことは、その後の学ぶ姿勢を変えるほどの衝撃がありました。私もこんな看護師になりたいと、急性期の看護を強く意識するきっかけに。

この経験から就職も急性期に強い病院に決めました。1日も早く、実習で出会った看護師の皆さんのように活躍したいです。

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