実習で学んだ連携の大切さを子どもの養護に役立てたい

INTERVIEW NO.34

  • 保健

上田 直さん

保健教育学科 (養護教諭取得モデル) 2023年卒
京都府 北嵯峨高校出身

実習や課外活動でさまざまな人と関わる

養護教諭になろうと決めたのは、高校生のとき。養護教諭の先生に話を聞いて、子どもの成長に密接に関わることができると思ったからです。関西福祉大学は、パンフレットで知りました。入学した一番の決め手は、養護教諭免許状が取れること。看護や教育などさまざまな観点から学び、子どもの心身の健康に関わりたいと思いました。

この大学で良かったと思うのは、先生方の手厚さ。採用試験や就職試験に向けて、たくさんサポートしていただきました。そして、新型コロナウイルスの影響があったなか、たくさんの実習に行けたことです。授業や実習はもちろん、学祭の実行委員を務めたり、ボランティアで地域の人とふれあったり、学童保育のアルバイトもして、いろいろな人と関わり、
コミュニケーションや連携の大切さを学べた4年間でした。

実習先の先生からの言葉が大きなモチベーションに

実習で一番印象に残っているのは、3年のときの養護実習。全児童が20名ぐらいの小規模な小学校だったので、保健指導などで一人ひとりに関わる機会が多く、先生からもその都度アドバイスをいただくなど中身の濃い実習でした。

一人の子どもが抱える問題を解決するには、養護教諭だけではなく、担任の先生、スクールカウンセラー、保護者がそれぞれの立場で関わることが大切なことを身をもって学べたのは、実際の教育現場だからこそ。迷ったときには1人で抱えず相談できる人がいることが大事で、普段から関係者1人ひとりとのコミュニケーションが大切であることも教えていただきました。

嬉しかったのは、実習の最後に担当の先生から「すごく真面目に取り組んでいるね。いい養護教諭になれるよ」と言ってもらえたこと。もっと頑張ろうと思い、その後の採用試験に向けて、大きなモチベーションになりました。

採用試験合格の決め手は勉強を継続できたこと

採用試験は6自治体を受けて、広島県の養護教諭に採用されました。合格できたのは、3年の12月から4年の6月に試験がはじまるまで、学習意欲を継続できたこと。面接は教職支援センターの先生に、小論文対策は学科の先生に、それぞれ毎週添削してもらいました。実技は、学校がお休みの時期にも先生が来て指導してくださったんです。自治体ごとに実技内容が違うのですが、過去問題を参考に、ひと通り指導していただけて、実際の試験に同じ課題が出たこともありました。

勉強を頑張り続けることができたのは、最初に模擬試験の結果が良くなかったとき、先生から「勉強し続けることが大事。大丈夫だから」と励ましていただいたから。そして、一緒に勉強する友だちがいたおかげです。将来は、4年間で培ったコミュニケーション力を生かし、他の先生方や子どもたちとの信頼関係を築いていきたいです。

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