教員採用試験合格をめざし苦手を克服した4年間

INTERVIEW NO.19

  • 教育

中島 莉葉さん

児童教育学科 (児童教育コース) 2023年卒
兵庫県 生野高校出身

初めてのピアノに苦戦するも多数のサポートでクリア

小学校5年のとき、憧れの先生がいました。授業が楽しくて、休み時間には何でも話を聞いてくれる、そんな先生のように自分もなりたいと思うようになりました。関西福祉大学へ進んだ一番の決め手は、幼稚園の先生や保育士の勉強もできるところ。小学校へ入学するまでの子どもの成長についても学ぶことができると思ったからです。

大学の授業で苦手だったのはピアノでした。なにしろ、ピアノに触れたのは1年生のときの授業が初めて。当初はドレミもわからない状態でした。小学校教諭免許状を取得するためには、ピアノの単位は必須ですし、教員採用試験の実技科目でもあります。それで、大学のピアノ室で友だちと練習したり、音楽の先生に教えてもらったりして演奏できるように。採用試験の前には、先生にピアノと歌唱指導もお願いして、実技試験に臨みました。

半年間の試験対策で教員採用試験に合格

教員採用試験は7つの自治体を受験しました。本格的に準備しはじめたのは、3年の11月ごろ。最初はゼミのみんなで集まって、過去問題集を解きながら勉強しました。「朝学」では朝8時から学生支援課の先生に熱心に指導していただき、毎回、プリントしていただいた対策問題に取り組みました。私が受ける自治体の試験の傾向も調べてくださって、とてもありがたかったです。

声が小さくて通りにくいのがコンプレックスだったこともあり、最初は面接が苦手だったのですが、録音や動画撮影をして、何度も練習しました。なかなか堂々と話をすることができなかったのですが、先生や友だちに「中島さんのいいところは笑顔。それを面接で出せたら大丈夫」とアドバイスをもらったことが自信となり、おかげで鳥取県の採用試験に合格しました。

子どもたちとふれあった経験と感動を将来に生かす

私たちの学年は、2年からコロナの影響で大学に行けず、採用試験にも影響があるのではと心配でしたが、そんなことはまったくありませんでした。むしろ、中身の濃い4年間でした。実習では子どもたちと関わる機会が多く、私の授業を子どもたちが一生懸命に聞いてくれ、「面白かった」「わかりやすかった」と言ってもらえたのが、すごく嬉しかったです。

学外でも、ボランティアや学習塾のアルバイトで、子どもとふれあいました。夏休みの工作ボランティアでは、子どもたちと一緒に牛乳パックでランタンを作りましたが、想像もしていなかったぐらいの素敵なものができ上がって、子どもの発想力の豊かさに感動。
将来は、教え子のために一生懸命になれて、たゆまぬ努力が続けられる先生になりたい。子どもたちに自慢してもらえる先生をめざします。

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