「朝学」や対策講座に参加し第1志望の自治体に合格

INTERVIEW NO.20

  • 保育

丸山 桃花さん

児童教育学科 (幼児教育コース) 2023年卒
兵庫県 太子高校出身

子どもの心や背景を知る心理学を教育に活かしたい

子どもの頃、近所に年下の子どもがたくさんいて、遊ぶのが好きでした。小学校の高学年のとき、縦割り班活動で1年の子とペアを組み、「おねえちゃん」と慕ってくれるのが嬉しくて、保育士になりたいと思うようになりました。

幼児教育が学べる大学を探すなかで、関西福祉大学が心理学の勉強に力を入れていることをしり、志望しました。保育士をめざすのであれば、子どもの考えていることや、子どもの潜在的な特性や背景を知ったうえで、子どもを理解することが大事だと思ったからです。

認定心理士の資格取得もめざしていたのですが、履修届けをミスしてしまい、単位が足りずに断念。しかし、心理学の授業で子どもの心について学んだことは、保育士の仕事に生かせると思っています。

まさかのオール判定Eから対策講座でA・B判定に

就職の第1志望は、姫路市の公立保育園でした。公立保育園の採用試験は、面接や実技に加えて、筆記試験もあります。とくに教養科目は、数学、歴史、地理、社会、物理•••と多いうえに、私の苦手な科目ばかり。3年の3月に初めて受けた模擬試験では、志望する公立保育園は、すべてE判定という結果に。どうしようかと悩みましたが、同じ公立をめざす学生と「朝学」に集まって、朝9時から問題集で勉強をはじめました。

最初は、1問を解くのに30分もかかることがしばしば。そこから抜け出せたのは、東京アカデミーの講師による対策講座のおかげです。教わった問題を解くコツをメモを取り、それから問題集を解く、ということを繰り返した結果、次の模試では判定がAとBに。嬉しくて、またやる気が出て勉強を続けることができました。

子どもの自己肯定感を高める原動力になりたい

ピアノの実技では、音楽の先生に楽譜を直してもらったり、歌唱のポイントを教えてもらったり。模擬保育や面接の練習も、いろいろな先生に何度も見ていただきご指導いただきました。「ありのまま、自然な笑顔を大切に」とアドバイスをいただき、面接では自分の言葉で話すように心がけたところ、最初に受けた姫路市の公立保育士試験に合格。念願の保育士になれました。

めざすのは、子どもの自己肯定感を高められる保育士です。私が高校生のとき、体育の先生に「いつも笑っているから周りも自然と笑顔になるね」と言われた言葉が、ずっと心に残っています。そんな子どもの自信を引き出し、子どもの原動力となれるように援助したいと思っています。

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