先生方のバックアップで念願の保健体育教諭に

INTERVIEW NO.25

  • 保健

西川 修大さん

保健教育学科 (保健体育教諭取得モデル) 2023年卒
大阪府 関西大学北陽高校出身

サッカーで経験したことを子どもたちに伝えたい

5歳からサッカーをはじめ、かけがえのない仲間もできて、ずっとサッカーに支えられてきました。サッカーはチームプレーの競技。勝敗を競うなかで、仲間の大切さを実感しました。関西福祉大学へはサッカー部のスポーツ特待生として入学したため、当初は先生になりたいという気持ちはまだ漠然としたものでした。

気持ちが変わったのは、3年のときの教育実習。子どもの成長に関われる教師という仕事に、やりがいを感じたからです。保健体育の教諭となって、自分が経験したようなスポーツの素晴らしさを子どもたちに伝えたいと思いました。4年のときはサッカー部でキャプテンになり、自分が先頭に立って行動を起こし、メンバーに思いを浸透させていくことの難しさを経験。いつか教師になったら、こうしたさまざまな経験を生かしてサッカー部の指導にもあたりたいと思いました。

教員採用試験に失敗するも先生の信頼を得て非常勤講師に

教員採用試験の勉強は、3年から取り組みました。教職支援室の尼子先生をはじめ、保健体育学科の先生方から面接、模擬授業、実技などについてサポートを受け、とくに小論文は、猿山先生に週に1回の添削をしていただき、何度も修正を繰り返しました。

しかし、採用試験は1次試験ですべて不合格。それでもサッカーの指導をしたい気持ちが強かったので、サッカー部の中田監督に「私立高校でコーチの話があったら、僕にください」と何度もお願いに行きました。すると、運よく東洋大学附属姫路高校の非常勤講師の話が。先生から「推薦する限り、相手先に迷惑はかけられない。でも、修大なら推薦できる」と信頼していただけたことが嬉しかったです。おかげで、4月から保健体育教諭として、サッカー部の指導にもあたれることになりました。

大学で経験したことを指導者として生かす

大学の4年間で学んだり、経験したりしたことは、将来の仕事にすごく役立つと感じています。たとえば、入学前には人前で話すことが少し苦手だったのですが、教員採用試験のために小論文をがんばったことで自身の考えを頭の中で整理できるようになり、自分の意見を伝えやすくなりました。また、赤穂高校のサッカー部の学生コーチにも6回行き、指導する立場を経験できたことも生かせると思っています。

いま、子どもには日常生活の中で運動をする子としない子がいて、体力の2極化という傾向があります。こうした時代のなかで保健体育教諭としての目標は、体を動かすのが苦手な子にも体を動かす楽しさを伝えること。そして、サッカー部では、自分が果たすことができなかった全国高校選手権大会にコーチとして教え子を出場させることです。

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