実習で幅広い年齢層の子どもとふれあい一人ひとりに合わせた判断と対応を修得

INTERVIEW NO.24

  • 保育

高濱 里菜さん

児童教育学科 (幼児教育コース) 4年 2024年卒
兵庫県 香寺高校出身

私を見守ってくれた保育士さんのようになりたい

保育士になることは、小学生の頃からの私の夢です。その理由は、子どもが大好きなこと。そして私がすごく人見知りだった5歳の頃、保育園の担任保育士さんのおかげで、性格が明るくなって、友だちも増えたと母から聞いたからです。当時のことは詳しくは覚えていないのですが、私も保育士になって子どもたちをサポートできたらいいなと思うようになりました。また、保育士になれば、私が当時どんな援助をしてもらったのかが理解できるのではないか、とも思ったんです。

関西福祉大学を志望したのは、オープンキャンパスがきっかけ。心理学の勉強ができたり、幼児だけでなく小学生についても学べたりと、子どもについての幅広い知識を身につけられるところに魅力を感じました。

3カ所の施設での実習で子どもの多様性を知る

実際に入学すると、座学だけでなく実習がたくさんあり、私は保育園と幼稚園、児童養護施設の3カ所に行くことができました。0歳児から5歳児までの成長段階を見られたのは、貴重な体験になりました。一人ひとりの子どもの成長具合によって、どれぐらい手助けをすればよいのかなどの判断が難しく、臨機応変に対応する保育士さんや先生方の行動を近くで見て学ぶことができ、とても勉強になりました。

保育園実習の前に受けた「保育実習指導」という授業で、けん玉やお手玉などの伝統遊びを学んだのですが、それを幼稚園実習でも子どもに教えたところ、保育園実習での子どもたちとはまた違った反応に。1カ所だけの実習では経験できなかったことだと思います。

実習で子どもの可愛さにふれより仕事の魅力を感じるように

実習では失敗もありました。5歳児の実習で椅子取りゲームをしたとき、意外なことに椅子を取れなくて悔しがる子よりも鬼になりたいという子のほうが多かったのです。じゃんけんで鬼を決めようとしたり、鬼になれなかった子が泣き出したりと、その場はパニックに……。事前に、子どもによっては予想外の反応があることも考えておかなければならないと痛感しました。

また、現場では保育の仕事の厳しさを痛感することもあり、一般企業に就職しようと思った時期もあります。でも、実習を終えてみるとやっぱり子どもは可愛く、子どもたちと関わる仕事に大きな魅力を感じるようになりました。今は資格取得の勉強だけで精一杯というのが正直なところですが、将来は子どもたちを支え、人の役に立てる仕事ができるようにがんばりたいと思っています。

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