模擬授業で指摘された弱点を教育実習でしっかり克服

INTERVIEW NO.22

  • 教育

黒瀬 圭吾さん

児童教育学科 (児童教育コース) 4年 2024年卒
岡山県 玉野光南高校出身

実習で自分の適性に気づき小学校教諭の道へ

もともとは幼稚園教諭をめざして、関西福祉大学へ入学しました。きっかけは、中学、高校とバスケットボールをしていて、小学生に教える機会が多かったこと。子ども相手の仕事をしたいと思うようになったからです。

目標が小学校教諭へと変わったのは、3年の教育実習のとき。幼稚園実習も楽しかったのですが、備前市の小学校へ実習に行ったとき、「小学生との関わり方、信頼関係の築き方がいい」と担当の先生にほめていただいて、小学校のほうが自分には向いていると感じたのが理由です。小学校の6年間は大きく成長する時期。その過程を見ることができる、やりがいのある仕事だと思いました。

模擬授業の先生役に立候補し実践力を身につけた

実際の子どもを相手にして学ぶ教育実習の前に、模擬授業で経験を積めたことが役に立ちました。学生が児童役になって、その前で授業をするのですが、先生役に立候補。模擬授業を行った後にその様子をみんなで評価して話し合う時間があり、自分の改善すべき点が具体的にわかりました。

僕は、児童役の学生の目を見て話をすることができず、板書をしながら説明をしてしまった点を指摘されました。そこで、教育実習では板書のときは書くことだけに専念し、話すときは子どもたちをしっかり見るように。指導の先生には、その点がよかったと評価してもらうことができました。

子どもを深く知るためトリプル免許・資格取得をめざす

いま、小学校教諭一種免許状と幼稚園教諭一種免許状、保育士の免許・資格取得をめざしています。トリプル取得をめざしている学生は、学年に3名ぐらいしかおらず、勉強が大変なことは覚悟していますが、幼稚園教諭や保育士になるための勉強は、小学校の先生になったときにも必要なこと。将来に役立つ、知識や技術を少しでも多く身につけたいと思っています。

将来は、子どもに寄り添える優しい先生になりたいです。理想は、ただ優しいだけでなく、ときには厳しく、メリハリのあるクラス作り。そして、卒業式で子どもたちに「ありがとう」と言ってもらえたら、成長ぶりにすごく感動するんだろうなと、今から想像しています。

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