実習で難しい課題に取り組み看護師に必要な資質を磨く

INTERVIEW NO.29

  • 看護

松浦 愛奈さん

看護学科 (看護師取得モデル) 4年 2024年卒
兵庫県 姫路高校出身

看護実習で看護師のリアルな緊張感を知る

母が看護師で、子どもの頃から仕事のやりがいなどについて聞き、病院で生き生きと働く姿も目にしていたことから、自分も看護師をめざそうと考えるようになりました。関西福祉大学を選んだ決め手は、オープンキャンパスで実習室を見て、設備の充実ぶりが素晴らしいと感じたからです。

入学後、看護師としてリアルな緊張感や責任を初めて実感したのは2年の「基礎看護学実習Ⅱ」です。循環器医療センターで、初めて患者さんを受け持ちました。

多重課題の難しさに直面しチームリーダーとしても成長

担当した患者さんは心臓に疾患があり、急性期から慢性期。症状が悪化すれば死に至る可能性もあります。そのため、常に緊張感があり、責任の重さから怖さを感じるほど。自分が学生6名チームのリーダーだったことも、重圧に拍車をかけました。

患者さんの看護では知識不足を痛感し、並行してメンバーとのカンファレンスや、チームの報告を看護師さんに行う役目もあり、眠れなくなるほどのプレッシャーでした。その状態から抜け出すことができたのは、先生の支えがあったから。「よくやれている」という優しい励ましと、他のメンバーに協力してもらう方法を具体的にアドバイスいただいたことで、気持ちをポジティブに切り替えることができました。

メンバーも積極的に協力してくれたため、それまでの弱気を克服することに成功。できることをしっかりやろうと、看護師をめざすうえでの自信にもつながりました。

尊敬する看護師に出会い目標とする姿が明確に

さらに3年の看護実習で、理想の看護師像が明確になりました。実習中に慢性期の患者さんが急変したのですが、看護師さんはイレギュラーな対応のなかでも患者さん目線を重視。「この方が自分の家族だったら、どうしてほしいと思う?」と私に問いかけ、どんな時も患者さんに寄り添う姿勢を体現してくれたのです。

その看護師さんから、「優しい看護師になってほしい」という言葉もいただき、私の目標に。今後も必要な知識や技術をしっかり身につけ、忙しくても押しつけの看護にならないよう、常に余裕をもって対応できる力を養っていきたいです。

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