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卒業生紹介

生活に困窮する方々の気持ちを汲んで支える

市役所職員の仕事

生活に困窮する方々の暮らしと健康を支援する

私はこの春、赤穂市の職員となりました。配属先は健康福祉部社会福祉課の保護支援係です。主に生活保護を受給されている方や、生活に困窮されている方を対象に支援を行う部署です。私は入出金をする経理を担当し、追加給付などの対応や各種証明書の発行などを行っています。
入職してからまだ半年ですが、苦労したことの一つに、医療機関とのやりとりがありました。生活保護を受給中の方が医療機関を受診するために行う手続きなのですが、その書類は医療用語が頻出し、難しい内容でした。そこで、まずは専門用語を調べて用語を覚え、不明点を前任の職員に聞いていきました。これを繰り返すことで、医療機関との連絡や申請書類の処理もスムーズになってきました。
また、来庁者や電話での問い合わせも、初めはどう対応すれば良いのかわからず困惑しました。この場合も、まず自分の係で頻出する専門用語を把握し、業務の流れをノートに図式化して整理していきました。こうした自分なりの努力を重ね、半年ほど経った今、ようやく来庁者や電話の対応も落ち着いてできるようになりました。

市民の方々の悩みに 寄り添う職員でありたい

私がめざしている市役所職員は、市民に寄り添う職員です。「寄り添う」というのは、その立場であったり、目線に立ったりすることもありますが、それに加えて「どんな市民の方にも」寄り添うということもあります。例えば障がいのある方に寄り添うというのはもちろんですが、逆に、障がいがない方は大丈夫だろうと決めつけないことも大切です。その方なりの悩みを抱えているはずですから、障がいのあるなしに関わらず、寄り添えるようにしていきたいです。
また、保護支援係には難聴の方からタブレットのビデオ通話サービスで問い合わせがくることもあります。通常は同じ係で手話ができる職員が対応しますが、その職員が外出中のときは私が対応します。私は手話が上手くできないので、紙に言葉を書いて画面に映してやりとりをします。まだ力不足のところもありますが、どんな方からのご相談にも精一杯対応していきたいです。

大学の実習で学んだ気持ちを汲み取る大切さ

大学での学びは、今の業務で役立つことがいくつもあります。例えば、社会福祉士国家試験の出題分野でもある「低所得者に対する支援と生活保護制度」という科目は、今の業務でも関わることが多くあります。この基礎知識があったおかげで、業務内容を理解しやすかったこともあります。
また、実習では、デイサービスの現場に入り、対象となる高齢者の日常生活の目標を立て、それを達成するための支援を考えました。そのとき、対象者ご本人だけでなく、ご家族をはじめ周囲の環境についても一緒に考えることが重要だと実感。そして、ご本人が直接答えられない状況では、それを推し量り、訴えたいお気持ちを汲み取る努力も必要だと学びました。これらは、今の業務でも、相談に来られた方への応対において大切なことばかりです。

山崎 友紀乃さん
赤穂市役所 健康福祉部 社会福祉課
社会福祉学部 社会福祉学科 2021年卒
(兵庫県 兵庫県立大学附属高校出身)

市役所の職員をめざすなら、自治体が発信する政策などを注意して見ておくといいですよ。その自治体のめざす方向がわかれば、採用試験の面接や小論文のヒントになりますし、入職してからも役立ちます。

※掲載写真・所属・内容等は取材当時のものです