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授業紹介

[社会福祉学科] 演習Ⅲ(A) 演習Ⅲ(B)

「本当のところはどうなの?」を確かめる力を養う

3年生のゼミに当たる授業です。4年次に取り組む卒業研究に向けた「準備期間」という位置づけの授業でもあり、社会福祉の現場や日常にある「なぜ?」を掘り下げ、自分なりの研究テーマを決めていきます。

谷川ゼミの特徴は、本や論文を読むだけでなく、人々の生の「語り」や「データ」を重視することです。アンケート調査から得られた数字を分析したり、インタビュー発言を読み解く「テキストマイニング」を活用したりと、客観的な証拠(エビデンス)に基づいて結論を導き出す手法を学びます。3年生のうちから一足早く研究の基礎を固めることで、4年間の学びの集大成となる、説得力のある卒業論文づくりを目指します。

谷川ゼミでは、単に感想を述べるのではなく、「確かな証拠(データ)に基づいて社会を捉える力」を養います。具体的には、複雑なデータの構造を解き明かす「因子分析」や、結果を左右する主要な要因を特定する「重回帰分析」といった高度なデータ分析手法に挑戦する姿勢を育てます。こうした統計的なスキルだけでなく、人との対話から真意を汲み取る力、そして自分の考えを論理的に組み立てる力をバランスよく身につけることが授業の狙いです。既存の考え方にとらわれず、自分の足と頭を使って「本当のところはどうなのか」を実証できる、自立した実践・研究の姿勢を身につけることを大切にしています。

学生同士が教え合い、意見を交わすことで互いに成長

「みんなで悩み、みんなで高め合う」のが谷川ゼミのスタイルです。まずは、分析ソフトの使い方や調査のコツを基礎から学びます。その後は、各自が興味のあるテーマについて進み具合を発表し、ゼミ生同士で意見を出し合います。「このデータはどう解釈できるか?」「もっといい質問項目はないか?」と議論を重ねることで、自分一人では気づけなかった視点が見つかります。単なる座学にとどまらず、実際にデータを触り、動かす「体験型」の学びが中心です。4年生になる頃には、自信を持って本格的な論文執筆に取り組めるよう、一歩ずつ着実にステップアップしていきます。

谷川 和昭 教授
社会福祉学科

「社会福祉」と聞くと、優しさや思いやりをイメージするかもしれません。もちろんそれも大切ですが、谷川ゼミではそこに「科学的な視点」を加えます。人々の悩みや社会の課題を、データや最新の分析手法(テキストマイニングなど)を使って見える化する作業は、まるでパズルを解くような面白さがあります。パソコンが苦手でも大丈夫です。大切なのは「本当のことが知りたい」という好奇心。あなたにしかできない「発見」を、一緒に見つけてみませんか?