卒業生紹介
子どもたちには常に笑顔で接したい
幼稚園教諭の仕事
初めての集団生活を慣れるまでサポート
私は、三豊市立平石幼稚園に勤務する幼稚園教諭です。地域にいる3歳児から5歳児の63名が通う幼稚園で、小学校、保育所と隣接しています。私は3歳児クラスの担任で、毎朝、登園する子どもを迎え、集団生活や遊びを通して、心身の成長を見守ります。
3歳児は、この春入園したばかり。それまでは家庭内で過ごしていたので、集団生活になじんでもらうのに苦労しました。さらに、4月生まれと3月生まれでは成長の差も大きく、クラスで同じ活動をするのも大変でした。1人でトイレに行けなかったり、給食で箸を使えなかったり。そうした子どもに、保護者と協力してトイレトレーニングをしたり、箸の使い方を教えたりして促してきました。今では1人でもさまざまなことができるようになり、子どもたちが大きく成長したと感じます。
心の面でも、この半年間の成長は大きいですね。最初は、おもちゃの取り合いなどで子ども同士のケンカが絶えなかったのですが、2学期に入った頃から友だちの気持ちを考えて行動する姿も見られるようになりました。おもちゃが使えない友だちを見て、「○○ちゃんも使いたいんじゃないかな」と友だちに代わって言ったり。言われた子どもも、使いたいのをぐっと我慢をしたり。こうした仲間意識も、集団生活で育まれてきたのだと思います。
一人ひとりに合った教育をしていきたい
私は、母が幼稚園教諭、祖母が小学校教諭だったこともあり、幼いころから先生になりたい、それも幼稚園の先生に憧れていました。ですが、いざ幼稚園教諭になると担任という重圧が大きくありました。最初は、何をしたらいいのか、次に何を準備したらいいのかわからず、不安になることばかり。そこで、周囲の先生方の動きを見て、次の行動を考えていくことにしました。
目の前のことに精一杯の日々ですが、子どもと向き合うときはできるだけ笑顔を心掛けています。子どもは私の表情を敏感に感じ取るからです。そして、私がめざしているのは、子ども一人ひとりの「できる」「できない」を把握し、それぞれに合った教育ができるようになること。そのためにも、たくさんの経験を積みたいです。
大学では子どもの人間関係も徹底議論
大学では、幼稚園教諭のほかに小学校教諭、保育士と3つの免許を取得しました。授業や実習をこなすのは大変でしたが、幼児教育と児童教育、どちらも大切で将来に活かしたいと考えています。
大学では、保育内容の人間関係についての授業が印象的でした。例えば、子どもがケンカをしたとき、どんな声かけをしたらいいのかについて、学生同士で意見を出し合い、徹底して議論しました。そのとき、子ども一人ひとりの気持ちを考えることの重要性に気づきました。幼稚園教諭となった今も思い出す授業です。また、私は大学の近くの幼稚園でボランティアをしていたので、仕事を始めたときも子どもと自然に接することができました。大学時代に子どもとふれあう機会があって、良かったと思います。
白川 香奈さん
教育学部 児童教育学科 2019年卒
(香川県 観音寺中央〈現:観音寺総合〉高校出身)
幼稚園の先生をめざすなら、子どもたちを惹きつける何かをもっているといいですね。例えば、ピアノや手遊びなどができること。子どもがザワザワとなったときに落ち着かせたり、集中させたりすることができます。
※掲載写真・所属・内容等は取材当時のものです