卒業生紹介
子どもの夢を背負う商品を作っていく
一般企業社員(株式会社セイバン)の仕事
ランドセルメーカーの製造現場で日々奮闘
「株式会社セイバン」は、創業100年を超えるランドセルメーカー。私はランドセル事業部の製造グループに所属し、波賀工場でランドセルの製造をしています。
昨年春に入社後、3カ月間は研修を受けました。ランドセルの素材やパーツ、色などの種類、組み立てや縫製、貼り合わせなどすべての工程をひと通り学びました。研修を終え、製造現場に着任した後は、さまざまな工程を担当させてもらっています。
現在の担当は、ランドセルのフチの部分を貼り合わせていく、「ミシンの花形」とも言われる仕上げの工程です。これまでで最も難しく、先輩に教えてもらいながら、少しずつ縫える部分が増えてきているところ。今はこの仕上げのミシンを習得することが目標です。
製造現場にいるのは30代〜50代と幅広い年代の先輩方ですが、わからないところを質問すると気さくに答えてくださいます。こうした職場は新入社員にとって心強い環境です。
将来の夢はこれまでにないランドセルの開発
研修期間が終わった後、夏期限定で店舗の販売応援に行きました。その際、売場のカウンターでランドセルの受け渡しをしたのですが、購入したお客様から、「セイバンのクオリティを信じている」と言われて感動しました。信頼が厚い企業に入社したというのはもちろん、これからはお客様の期待に応える商品を作っていきたいという気持ちになりました。
私はもともと、「ものづくり」が好きで、大学に入ってからも時間があれば、革靴の細工や洋服のリメイクなどをしていました。そんなこともあり、学部は文系でしたが、就職活動で志望職種を考える際は営業よりも製造のほうが性に合うと考え、メーカーの製造部門を志望しました。就職活動で訪れた「セイバン」の会社説明会で、「ランドセルは日本で生まれた日本の文化です」と聞いて驚きました。日本の文化を作ることができるなんてカッコイイです。そして今、目の前で生み出される商品が「子どもの夢」を背負っていくという実感もわいてきました。できれば、将来は新製品の開発に携わりたいと考えています。例えば、障がいのある子どもが背負える、新しい形のランドセルを作ってみたい。そんな私の夢も膨らみます。
大学のプレゼン経験が社会に出ても役立つ
私は社会福祉学部を卒業しました。大学では福祉に関わることは実は身近なところにあると学び、社会に対する視野が広がりました。また、大学のゼミでの研究発表もよい経験となりました。そこでは地域とスポーツについて研究をし、私たちのグループは高齢者に運動の機会を増やしてもらうため、スポーツクラブの活用をテーマに調べました。その結果をゼミの仲間とまとめて、地域の方々に発表したのです。こうした経験があるので、入社後は気後れせずに、プレゼンなどを進めることができます。例えば、私たち1年目の社員は毎月1回、本社に集まって来年の新入社員の研修内容を考えています。それを上長に発表するときは意見を出し合い、まとめて、発表の仕方を工夫するなど、ゼミでの経験を活かして自信をもって進めています。
小幡 元喜さん
社会福祉学部 社会福祉学科 2019年卒
(兵庫県 飾磨高校出身)
社会人になって大切だと感じるのは目上の人への礼儀やマナーです。私はスポーツを通してコーチや監督と話す機会があり、接し方を学ぶことができました。就職までに身につけておく大切なことだと思います。
※掲載写真・所属・内容等は取材当時のものです