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卒業生紹介

「先生のことが大好き」そのひと言が、私の元気の源

保育士の仕事

楽しい時間を過ごしながら、成長をサポート

約90人の0~5歳児が通う飾磨西保育所に勤務しています。担当は2歳児の「うさぎ組」。2歳といえば、元気いっぱいに駆け回る年頃です。片付けなど身の回りのことを覚え始めたり、友だちとの関わり方を学び始める年頃でもあります。私たち保育士は、子どもたちが楽しく過ごす毎日のなかで、自然に学んだり成長したりできるサポートをしています。例えば12月になると、サンタさんにプレゼントを入れてもらうブーツを手作りします。これは、クリスマスに向けた楽しい気持ちを高める“遊び”です。同時に、「ブーツにひもを通す」という制作活動を通して、指先を器用に使うという発達を促す役割ももっています。

子どもと過ごす以外にも、保育士はさまざまな仕事をしています。毎月の指導案である「月案」の作成はその代表例。ほかにもクラス便りや日誌、半年に一度作成する個人の成長記録など、書類作成の仕事は働く前に想像していたよりも多いです。これらの書類は、子どもたちのお昼寝の時間や降園後に作成するようにしています。

小さな変化をキャッチして保護者と共有することが信頼につながる

2歳の子どもにとって、自分の気持ちを言葉で伝えることは決して簡単ではありません。言葉よりも手が先に出てしまうのはよくあることです。そこで私は、遊んでいる子どもたちの表情や動きをよく観察して、「ちょっと様子がおかしいかも」と思った子の側につくようにしています。一緒に担任をしている先生と声をかけ合い、臨機応変に役割分担することも大切にしています。

保護者対応も保育士の重要な仕事です。私が心掛けているのは、その日の出来事をしっかりと伝えることです。「今日はこんなことができるようになりました」「今日は転んで膝をすりむいてしまいました」など、小さなことでもお伝えすることで、保護者の皆さんは「見てくれている」と安心することができます。安心感を積み重ねていくことが、「任せておいて大丈夫」という信頼につながると考えています。

学生時代に授業で取り組んだ作品が仕事で大活躍

大学では「自己紹介スケッチブックシアター」や「手袋シアター」の授業がありました。このとき作った作品を、今実際に仕事で使っています。子どもたちと接するなかで「あればいいな。でも作る時間がない」と思っていたところ、当時の作品を残していたことを思い出したのです。まさかこんな形で役立つとは想像もしませんでしたが、それぐらい、大学の学びは保育士の仕事の現場に即したものなんだと実感しました。

園長先生からは、「効率よく仕事ができるようになろう」とアドバイスしてもらっています。期待と不安のどちらもあるのですが、どの年齢であってもやっぱり子どもはすごくかわいいです。「先生、大好き」という言葉に元気をもらいながら、新しいクラスでもがんばっていきます。

喜多村 美咲さん
姫路市立飾磨西保育所
教育学部 児童教育学科 2022年卒
(兵庫県 赤穂高校出身)

子どもの発達に関する知識や手遊びなど、大学での学びは保育士としての仕事に役立つものばかりです。働き始めると勉強する時間は限られます。大学時代にコツコツと学んでおくことをお勧めします。

※掲載写真・所属・内容等は取材当時のものです