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卒業生紹介

わかる楽しさ、できる喜びを1人でも多くの子どもたちに

保育教諭の仕事

園で過ごす時間が違っても同じ体験ができるように工夫

勤務する日生認定こども園は、0~5歳の子ども約100人が通う、規模の大きな認定こども園です。私は約30人からなる5歳児のクラスを担当。ペアを組むもう1人の先生が主担任で、私は副担任を務めています。

認定こども園は、言ってみれば保育所と幼稚園が合体した施設です。0歳児がいたり朝早くから夕方まで子どもを預かったりというのは保育所としての性質ですし、集団での生活を学ぶ教育的な側面は幼稚園としての性質です。保育教諭は、これら両方の性質に対応した仕事を受け持っています。

認定こども園ならではと言えることの1つが、昼食後に降園する子どもと、夕方まで残る子どもとがいることです。これは、日々の活動を進めるうえでは工夫が必要なポイントになります。例えば「次の参観日に向けて工作をしましょう」という活動があるとします。活動の時間を午後にまで伸ばしてしまうと、昼食後に降園した子どもとは進み具合に大きな差が出てしまいます。子どもによっては、そのことで自信をなくしたり、園に行きたくなくなることもあり得ます。お昼をまたがないような時間の管理や、一定の時間のなかでしっかりと活動ができるような準備と見守りを意識するようにしています。

子どもたちの成長を間近で見守り、一緒に成長していける

働き始めた最初の頃、子どもたちは「新しい先生がやって来た」と大喜びで私を取り囲んでくれました。でもそれはあくまでも好奇心。困ったときに相談に行くのは、私ではなくベテランの先生でした。そこから日々を重ねていくなかで、本音を話してくれたり何かあったら駆けつけてくれる子が徐々に増えていきました。「私も受け入れてもらえたんだ」と感じ、嬉しいと同時にこの仕事のスタートラインに立てた気がしました。

子どもは驚くほどのスピードで成長することがあります。今、クラスのブームは一輪車です。1カ月ほど前に初めて挑戦したのに、今では何人もが乗りこなしています。教え合ったり、協力したりという、優しさや頼もしさも増してきています。そういった成長を間近で見ながら、私自身も成長できることが、この仕事のやりがいです。

心理分野の学びが子どもの状況に応じた支援に役立つ

学生時代に、認定心理士の資格取得に向けた授業を受講しました。授業では、人が抱えるさまざまな悩みや、心そのものへの理解を深めることができました。今、保育や幼児教育の分野では、子どもの状況に応じた個別支援の重要性が高まっています。そういった支援を行う際に、心に関する知識はとても役立っています。

来年からは主担任としてクラスを受け持つ予定です。子どもたちには、わかる楽しさやできる喜びをできるだけたくさん経験させてあげたいです。子どもが自分たちで創意工夫し、主体的に関わりながら「わかった!」「できた!」と言ってくれたら最高です。そんな環境を整えてあげられる先生になっていきたいです。

伊東 奈津さん
備前市立日生認定こども園
教育学部 児童教育学科 2024年卒
(岡山県 明誠学院高校出身)

子どもたちと過ごす日々は、同じ日は1日もありません。毎日が違って、毎日が楽しいです。もちろん大変なこともありますが、それも経験や思い出になるはずです。子どもって、本当にかわいいですよ!

※掲載写真・所属・内容等は取材当時のものです