卒業生紹介
地域の笑顔を支えていることを実感する毎日
警察官の仕事
事件から暮らしの困りごとまで、安心・安全を最前線で守る
交番勤務の警察官である私が担当する業務は多岐にわたります。傷害事件の現場に急行したり行方不明者の捜索を行うこともあれば、路上駐車への通報に対応したり、道路でうずくまって気分が悪そうにしている人の介抱をしながら話を聞くことも。それらの出来事の後には、報告書にまとめるという業務も行います。
所属する網干警察署は、一人暮らしの高齢者が多い地域です。そのため空き巣には注意が必要で、日常のパトロールに力を入れています。学校が多い一方で車通りも激しいため、交通事故も起こりがちです。郊外の穏やかな地域ではあるのですが警察官が出動する機会は意外なほど多く、都心部と同じぐらいの忙しさだと言われています。
仕事は、一度出勤すると仮眠なども挟みながら24時間勤務することが基本です。出勤日の翌日は原則的に休みです。とはいえ、事件が発生したときなどは非番の警察官も招集されることがあります。事件やトラブルはいつ起こるかわからないので息つく暇はありませんが、地域の皆さんの安全・安心の暮らしを支えているのだと実感できる仕事でもあります。
「何も起こらない」日々は小さなことの積み重ねから
事件などが起こらず「何もない1日だった」と言えることが、地域の方にとっても警察官にとっても一番の喜びです。でも、何もない1日の裏では、警察官が小さな努力を積み重ねています。思い出深いのは、自宅周辺に不審者がいるかもしれないという相談を寄せてくれたおばあさんです。相談があって以来、パトロールを強化し、おばあさんとも会話を重ねました。その結果かどうかはわかりませんが、何も起こらず、おばあさんも安心してくれました。私たちのパトロールが本当に役立ったのかを確かめる方法はありません。でも、私たちの日々の行動がおばあさんの安心につながったことは間違いありません。「これが警察官の仕事なんだ」と思えたと同時に、おばあさんからいただいた「ありがとう」の言葉がとても嬉しかったです。
鑑識課での仕事をめざし、自分から積極的に行動していく
私は大学で養護教諭の免許を取りました。免許の取得に向けた勉強のなかで、人の話を聞くことの大切さを繰り返し指導してもらいました。不安や困りごとを抱えた人がやって来るという点では、保健室と交番は似ています。笑顔で、そして冷静に話を聞いて判断することが求められる警察官の仕事は、養護教諭と共通点が多いです。
今、目標としているのは鑑識の仕事に就くことです。現在の上司が鑑識課で働いた経験がある方で、仕事内容などを教えてもらい、勉強しています。事件の捜査に加わったときも、指紋採取など鑑識の仕事を自分から手を挙げて担当させてもらっています。希望の部署に配属されるには、自分からのアピールも必要です。鑑識に関係する仕事に積極的に関わったり、周囲にも自分の希望を伝えていくことで、目標へ前進していきたいです。
橋本 和花菜さん
教育学部 保健教育学科 2024年卒
(岡山県 岡山理科大学附属高校出身
責任の大きさや不規則な勤務など、警察官は確かに大変な仕事ではあります。しかし、制服を着て地域のために働くことは、大変さを忘れさせてくれるほどのやりがいです。ぜひ、警察官をめざしてください!
※掲載写真・所属・内容等は取材当時のものです